HOME > お知らせ > ふるさと貢献賞 > 「第9回ふるさと貢献賞」受賞団体が決まりました

「第9回ふるさと貢献賞」受賞団体が決まりました

公開日:2020/01/21

第9回ふるさと貢献賞

地域に貢献する16団体・個人を表彰



公益財団法人静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団と静岡新聞社・静岡放送の「第9回ふるさと貢献賞」の受賞16団体・個人が決まりました。地域のために献身的な活動を続ける団体や個人を顕彰する制度で、学校、団体、企業などから多くの推薦が寄せられました。選考委員会による審査の結果、学校の部5団体、団体・企業の部8団体、個人の部3人を選びました。



受賞団体・個人(敬称略、順不同)

 学校の部 

富士ジュニアリンガーズ(富士市)

  • 富士市立田子浦(たごうら)小学校の児童で結成されているハンドベルのグループです。20年以上にわたって地域のイベントに参加したり、さまざまな福祉施設を慰問し、地域の人たちやお年寄りとの交流を通して地域の絆づくりにも一役買っています。活動に参加している子どもたちは、学校生活でもリーダーとなり、明るく前向きに取り組んでいるそうです。


静岡市立峰山小学校(静岡市葵区)

  • 地元・峰山(みねやま)地区でS型デイサービスが始まった2007年からお年寄りとの交流を続けています。全校児童は3人と少ないですが、健康体操やゲームを一緒に楽しむほか、学校の学習内容を発表する時間を必ず設け、劇や演奏を披露しています。お年寄りのみなさんは児童とのふれあいを大変楽しみにしているとのことです。


伊豆市立中伊豆中学校(伊豆市)

  • 交通安全あいさつ運動を36年間続けています。全校生徒が当番制で毎朝通学路に立ち、交通安全を呼び掛けながら、元気にあいさつを交わします。PTAやお年寄りと一緒に活動する日もあり、地域の交通安全意識高揚と事故ゼロにつながっています。また、枯渇が著しい天城山皮子平(かわごだいら)のマメザクラの育苗・植栽にも長年かかわり、ふるさとの森林再生に努めています。


県立天竜高等学校春野校舎 ボランティア部(浜松市天竜区)

  • 地域の一人暮らしのお年寄りのお宅へ宅配されるお弁当の蓋(ふた)カバーとなる掛け紙の作製を25年間も続けています。季節を感じさせる塗り絵にしたり、折り紙を付けたりして工夫を凝らし、この掛け紙をいつも楽しみに待ってくれている人や、障子に貼って大切に保管してくれている人もいるということです。


静岡英和女学院中学校・高等学校 ハンドベルクワイア(静岡市葵区)

  • ハンドベル部の活動として校内の行事のほか高齢者施設、教会、病院への訪問、チャリティーコンサートなど年間20回以上に上る演奏を披露し、美しい音色を届けています。病院では入院患者にとって少しでも癒しの時間となるような優しいメロディーを奏でているそうです。



 団体・企業の部  

ふうせんかづら(田方郡函南町)

  • 手作りの大型紙芝居の上演を通して、ふるさとを愛する心を育てる活動を続けています。おとぎ話や童話をはじめ、地元の歴史や昔の行事を題材にした「かんちゃんなみちゃん」シリーズは小学校や福祉施設、老人会などでも大好評で、地域のことを楽しく学べる紙芝居と多くの人から喜ばれています。現在は「北条時政・政子と仏師・実慶(ぶっし・じっけい)の物語」という作品づくりを進めているそうです。


認知症を抱える家族の会「さくら会」(富士宮市)

  • 認知症について勉強し、自分が抱える悩みや戸惑い、問題を話し合い、励まし合い、適切なアドバイスを受けることができる集まりです。会員数は57人。参加することで介護の疲れ、ストレスが癒され、再び穏やかな気持ちで日々の介護を続けることができる機会になっています。


水窪小地域サポーター(浜松市天竜区)

  • 「水窪小学校のために力になりたい」という思いを持った地域の人たち20人で活動しています。農作業体験や自然体験活動の指導、専門的な知識を生かした学習指導、また登下校時の見守りなど、子どもたちに地元の魅力やふるさとを愛する心を伝えながら、地域の宝である子どもたちを地域みんなで大切に育てる環境づくりに尽力されています。


しずおか言友会(周智郡森町)

  • 吃音者(きつおんしゃ)や家族、支援者などの仲間が助け合う自助グループです。浜松市、静岡市で例会を開催し、勉強会や情報交換、吃音相談を行っています。また会員以外にも青少年のための吃音講座を開いて、体験発表や専門家の講義を聞き、学び合ってもらう活動にも力を入れています。ホームページの開設、会報の発行、チラシの配布など情報発信、啓発にも努めています。


明るい伊目地区をつくる会(浜松市北区)

  • 地元の伊目小学校と連携して三世代交流事業を行っています。自治会はじめ地区内すべての団体が参画し、夏には「生き生き学校」として、遠泳大会や川遊び、高齢者との交流会などを30年間催しています。このほか、伊目大運動会、伊目っ子発表会、門松づくりなど年間通して貴重な体験の場を企画し、健やかな成長と明るい地域づくりに大きく貢献しています。


NPO法人 時ノ寿の森クラブ(掛川市)

  • 荒廃した民有林の再生保全活動をはじめ、市民・企業・行政と連携した社会参加型も森づくり、子どもたち向けに将来の担い手を育てる「森のようちえん」など多岐にわたる活動を手掛けています。2017年からは、地元住民と一体となって里山資源を生かした「縁側カフェ」や「農家民宿」「村祭り参加ツアー」など都市と山村を結ぶ体験型観光事業もスタートさせ、森林再生、域活性化に尽力しています。

十七夜山千手寺 開枕太鼓保存会(静岡市清水区)

  • 途絶えそうになっていた伝統太鼓の「日待太鼓(ひまちたいこ)」を保存・伝承するため45年前に活動を始めました。正月の祝い太鼓に始まり、学校での太鼓授業、地域の祭りや豪華客船歓迎イベントでの演奏など、伝統文化の伝承とともに地域の活性化にも寄与しています。

次郎長翁を知る会(静岡市清水区)

  • 清水の次郎長の生涯に関する調査や研究を重ね、その実像を後世に伝える活動をしています。供養祭には会員以外に多くの参加者があり、次郎長の根強い人気が伺われるそうです。2020年は生誕200年の年にあたり、実業家としての次郎長の実績をより多くの人に知ってもらう絶好の機会と、会員のみなさんは今後の活動に意欲を高めていらっしゃいます。



 個人の部 

田井 伸也(富士宮市)

  • 会社員の傍ら、ボランティアで日本自動車連盟交通安全実行委員を20年間務めていらっしゃいます。見通しの悪い交差点への信号の新設や損傷した標識の改善、スクールゾーンの見直しなどドライバー目線だけでなく歩行者、自転車の立場で調査・検討し、地域の意見・要望も聞きながら関係機関に提案して、スムーズ安全な道づくりに寄与されています。

鈴木 定夫(掛川市)

  • 90歳の今でも小学生の交通安全、防犯のための見守り、地域の花壇整備などを積極的に続けていらっしゃいます。四季折々の花で花壇が彩られ、ドライバーから「きれいな花に感動します」と感謝させる時が一番の喜びだそうです。体力づくりのためのグラウンドゴルフ、混声合唱団で文化芸術をと、生涯学習活動もおう歌されています。

安形 公利(静岡市清水区)

  • 15周年を迎えたS型デイサービス「山原(やんばら)さくら会」代表として、献身的な活動を続けていらっしゃいます。地元山原(やんばら)に咲く桜を楽しむことから名がついた「さくら会」は、利用者、ボランティア合わせて63人という市内で最大級のS型デイだそうです。静岡でん伝体操の「つつみの会」や「3世代交流食堂くすの木」も代表を務めるなど、多岐にわたる活動と公平無私な振る舞いが地元の人たちを感銘させています。



令和2年1月21日の静岡新聞朝刊に、「第9回ふるさと貢献賞」の特集面が掲載されています。

各個人・団体が写真付きで紹介されていますので、ご覧ください。

表彰式は1月25日(土) 静岡市駿河区登呂の静岡 新聞放送会館で行います。

その様子は、静岡新聞紙上、SBSテレビでもお伝えします。